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飲食店のホームページの費用はいくら? 352店が実際に載せているものから、自分の店に要るものを決める

2026年10月10日

飲食店のホームページ352件に載っていたもの

飲食店のホームページをつくる費用は、月額で頼む形なら毎月数千円から、買い切りで頼む形なら15万〜60万円がよくある幅です。同じ飲食店でも金額に開きがあるのは、載せる内容で費用が決まるためです。

では、ほかの店は何を載せているのか。1都3県の飲食店のホームページ352件を開いて、実際に数えました。ほとんどの店が載せているものと、少数の店だけのものを分けると、ご自分の店に要るものが見えてきます。

飲食店のホームページ352件に載っていたものの割合。電話番号80%、営業時間・定休日76%、メニュー76%、SNSへのリンク65%、地図60%、メニューの価格49%、予約の入口49%、通販21%、英語のページ17%、出前4%
1都3県の飲食店のホームページ352件を開いて数えた結果(2026年10月10日)。くわしくは下に書いています。

飲食店のホームページ作成の費用相場は、つくり方で3通り

つくり方かかる費用
自分でつくるホームページの作成ツールを使います。無料のプランと有料のプランがあり、金額はツールによって違います。お金のかわりに、ご自分の時間がかかります。
月額で頼むつくるときの費用を抑えて、毎月払う形です。月額7,700円からの例がありました。つくるときに初期費用が別にかかる会社もあります。
買い切りで頼む10ページ前後で15万〜60万円という書き方がよく見られます。安い例は3万円から、高い例は250万円からでした。公開したあとの保守に、月額3,500円からの費用が別にかかる会社があります。

頼む場合の金額は、埼玉の制作会社20社が自社のホームページに載せていた料金です。飲食店に限った料金ではありません。調べ方は、料金が書いていないのはなぜ? 20社を調べて分かったことに書きました。

どの形でも、金額を左右するのはページの数と、入れる機能です。

無料で、自分で作る場合に確かめること

今回開いた352件のうち、Wix や Jimdo などの作成ツールで作られていると分かったホームページは55件(16%)ありました。作成ツールを使っている飲食店は、珍しくありません。

無料のプランから始められるツールもあります。営業時間、メニュー、電話番号、地図だけを載せるなら、この形で足ります。契約の前に、次の3点を確かめておきます。

店の名前のアドレスを使えるか無料のプランでは、ツールの名前が入ったアドレスになることがあります。「お店の名前.com」のようなアドレス(独自ドメイン)を使えるのがどのプランからかを見ます。
ツールの広告が出ないか無料のプランでは、ページにツールの広告が出ることがあります。
やめるときに、内容を持ち出せるか別の方法に移るとき、文章と写真をそのまま持っていけるか。ドメインがだれの名義になるかも確かめます。

AIに作らせる方法と、そのあとに残る作業は、AIでホームページは自分で作れるに、実物つきで書きました。

次に、飲食店が実際に何を載せているかを見ます。載せるものが決まると、どのつくり方が合うかも決まります。

飲食店のホームページに載せるもの|352店の実測

1都3県の飲食店のうち、自分のホームページを持っている店から無作為に選び、トップページと、メニュー・予約・アクセスのページを開いて数えました。チェーン店と、複数のお店を案内しているホームページは除いています。

ほとんどの飲食店が載せているもの(電話番号・営業時間・メニュー)

352件のうち、載せていた割合

電話番号80%280件。押すと電話がかかる形にしていたのは132件(38%)
営業時間・定休日76%267件
メニュー76%268件

飲食店のホームページでまず求められるのは、この3つと地図です。ところが、営業時間・メニュー・電話番号・地図の4つがすべてそろっていたホームページは162件(46%)でした。半分以上の店で、どれかが欠けています。

半分前後の飲食店が載せているもの(価格・地図・予約・SNS)

352件のうち、載せていた割合

SNSへのリンク65%228件。Instagram は179件(51%)
地図(埋め込み、または地図へのリンク)60%211件
メニューの価格49%171件。3つ以上の金額が文字で書かれていたもの
予約の入口49%173件。入力フォームが101件、外部の予約サービスへのリンクが95件

価格を文字で載せていた店は、およそ半分です。載せていなかった店のうち27件は、お品書きをPDFで置いていました。PDFは差し替えが手軽な反面、スマートフォンでは開くのに手間がかかり、文字も小さくなります。

少数の飲食店だけが載せているもの(通販・英語・出前)

352件のうち、載せていた割合

通販・オンラインショップ21%74件
英語のページ17%59件
出前・デリバリーのサービスへのリンク4%13件

見積もりの金額を押し上げやすいのは、この段の機能です。通販の仕組みや英語のページは、要る店にとっては大事ですが、どの店にも要るものとは言えません。

数字は、プログラムでページを読んで数えたものです。写真の中に書かれた価格や、奥のページにしか無い予約ボタンは拾えていません。実際の割合は、ここに書いた数字より少し高いはずです。

レストラン・カフェ・居酒屋で違うのは、予約と通販

業態載せていた割合
レストラン・食堂215件予約の入口 53%(うち予約サービス 34%)
通販 19%
カフェ・喫茶店84件予約の入口 44%(うち予約サービス 10%)
通販 31%
居酒屋20件予約の入口 50%(うち予約サービス 45%)
通販 10%
バー33件予約の入口 36%(うち予約サービス 15%)
通販 18%

レストランと居酒屋では、食べログやぐるなびのような予約サービスにつないでいる店が目立ちます。カフェは予約サービスにつなぐ店が少なく、通販を持つ店が31%と多めでした。コーヒー豆や焼き菓子を売っている店があるためと考えられます。居酒屋とバーは件数が少ないので、目安としてご覧ください。

ページの数は5〜7ページが目安|飲食店288店のメニューバーの実測

費用を左右するもうひとつが、ページの数です。ページのいちばん上に並ぶメニューバーの項目を、288店で数えました。

飲食店のホームページ288店のメニューバーに並んでいた項目の割合。メニュー68%、アクセス・店舗情報66%、こだわり・店のこと52%、お問い合わせ32%、お知らせ32%、店内・写真21%、ご予約18%、通販15%
メニューバーを読み取れた288店のうち、その項目を置いていた割合。

半分以上の店が置いていたのは、メニュー(68%)、アクセス・店舗情報(66%)、こだわり・店のこと(52%)の3つです。お知らせやお問い合わせは3割ほど、ご予約や通販は2割以下でした。項目の数は、真ん中の店で7つです。

トップページに、メニュー、アクセス・店舗情報、こだわりの3ページを足すと4ページ。ここにお知らせ、ご予約、店内の写真を足しても7ページです。多くの飲食店は、10ページもあれば収まります。ページ数で料金が上がる会社に頼む場合は、この数が見積もりのもとになります。

自分の店に必要なものと、費用への響き方

ここまでの結果をもとに、載せるものを費用への響き方と一緒に並べました。上から順に、ご自分の店に当てはまるかを見てください。

載せるもの要る店と、費用への響き方
営業時間・定休日、メニューと価格、電話番号、地図すべての店。1〜3ページに収まります。どのつくり方でも、いちばん安い形で足ります。電話番号は、押すとかかる形にしておきます。
SNSへのボタンSNSを使っている店。リンクを置くだけなので、費用はほとんど変わりません。
予約サービスへのボタンすでに予約サービスを使っている店。これもリンクを置くだけです。ホームページの中に予約の仕組みを新しく作る必要はありません。
予約フォーム予約を受けていて、予約サービスを使っていない店。標準で入る会社と、別料金の会社があります。見積もりを頼むときに確かめます。
通販店の外へ売るものがある店。ホームページの中に買いものの仕組みを作ると、費用が大きく上がります。ネットショップ専用のサービスで売り場を作り、ホームページからボタンでつなぐ形が安く済みます。
英語のページ海外からのお客さまが来る店。ページが増える分だけ、費用が上がります。メニューと行き方だけ英語にする、という絞り方もあります。

上の2〜3行までで足りる店は、少なくありません。その場合、買い切りの高いプランは要りません。見積もりを取るときは、この表で選んだものをそのまま伝えると、会社どうしの金額を同じ条件で比べられます。

ホームページの維持費|つくったあとに毎月かかる費用

費用を考えるときに抜けやすいのが、公開したあとの分です。ホームページの置き場所(サーバー)と住所(ドメイン)の維持費は、どのつくり方でも続きます。

飲食店は、価格と営業時間がよく変わります。変わったときに自分で直せるのか、頼む場合は1回いくらなのかを、つくる前に確かめておきます。直すたびに費用がかかる契約だと、価格が古いまま残りやすくなります。

飲食店にホームページは必要か|SNSやグルメサイトだけの店は12%

地図に登録されていた飲食店3,188件のうち、ホームページの欄に Instagram などのSNSのアドレスを入れていた店が178件、グルメサイトのページを入れていた店が194件ありました。合わせて12%です。自分のホームページを持たずに、SNSやグルメサイトを店の窓口にしている飲食店は一定数あります。

SNSとグルメサイトで席が埋まっているなら、急いでつくる必要はありません。あったほうがよいのは、営業時間、価格、予約の方法を、店の名前で検索した人に正しく見せたいときです。SNSの投稿は流れていき、グルメサイトは載せられる内容と形が決まっています。

かりぬいホームページの費用は、初期5万円と月額1万円

私たちは月額で頼む形で、初期費用50,000円と、月額10,000円です。上の表のうち、営業時間・メニューと価格・電話番号・地図、SNSと予約サービスへのボタン、予約フォームまでが、この中に入っています。価格や営業時間の差し替えは、毎月3回まで月額の中で行います。通販の仕組みを作ることはお受けしていないので、ネットショップへのボタンを置く形になります。

この内容でつくった見本が、架空の食堂「麦と汐」です。お品書き、営業案内、予約フォームまで、実際に開いてご覧いただけます。

飲食店のホームページの見本「麦と汐」のトップページ。お品書き、こだわり、店内・席、営業案内、ご予約のメニューが並ぶ
飲食店のホームページの見本(パソコンの画面)。店名、価格、お知らせは架空のものです。
飲食店のホームページの見本「麦と汐」のお品書きのページ。昼の定食、夜の一品、お飲みものを価格つきで載せている
お品書きのページ。価格は文字で載せています。
飲食店のホームページの見本「麦と汐」のご予約のページ。夜の席の予約フォームと電話番号
ご予約のページ。予約フォームは、初期費用の中に入っています。
  • 調べた日:2026年10月10日。地図のデータベース OpenStreetMap に、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県の飲食店(レストラン、カフェ、居酒屋、バー)として登録されていて、ホームページのアドレスが載っているもの3,188件を集めました。チェーン店、大きなサイトの中の1ページ、グルメサイトやSNSのアドレスが登録されているものを除き、残りから無作為に600件を選んでいます。
  • 600件のうち、開けなかったもの146件、本文をほとんど読み取れなかったもの、複数のお店を案内しているホームページ57件を除いた352件が対象です。開けなかったホームページは、閉店したのか別の理由なのかを区別できないため、集計に入れていません。
  • 開いたのは、トップページと、そこからたどれるメニュー・予約・アクセスのページ(それぞれ2枚まで)です。
  • 費用の幅は、埼玉県内の制作会社・個人20社のホームページに載っていた料金(2026年10月調べ)です。作成ツールの料金は変わりやすいため、金額を書いていません。
  • 「麦と汐」は架空のお店です。
  • 地図データ © OpenStreetMap contributors

できあがりを見てから、決められます。

ご依頼をいただいたら、まずあなたのお店の見本をつくります。見て、直して、それで良ければご契約。そこまでの費用はいただきません。

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